3.柄の意味を知る
梨園染手ぬぐいの柄は古典文様からポップで可愛らしいものまで多種多様。
ひとつひとつの柄の意味を知ると更に手ぬぐいへの愛着も湧いてくるものです。
柄が持つ意味に応じてプレゼントするのもおすすめです。
例1:麻の葉

「実際の麻の葉を図案化したものではなく、六角形を構成した幾何模様がその始まりで、後に麻の葉に似ているところからこの名で呼ばれるようになりました。
麻の木はすくすく良く伸びることにあやかって産着などの柄として多く使われています。」
お子様の誕生記念やご出産された方へのプレゼントにいかがでしょうか?
例2:招き猫

「招き猫は古来より縁起物として多くの人々に愛用されており、特に客商売の家ではお客様を呼び、財宝を招くとされ、座布団の上に飾って目につく所に置かれている。」
言わずと知れた縁起物。招き猫は右手を上げると金運を招くとされ、左手を上げると人(客)を招くとされています。
上の写真では猫が右手を上げていますが、注染手ぬぐいの「両面が染まる」という特性を活かせば……
裏返して左手を挙げさせることもできちゃいます!
ご商売をされている方にピッタリの1枚ですね。
例3:狸囃子
「たぬきは「他抜」に通じ、芸事、スポーツ等、何にでも「人より抜きん出る」という意味があり、昔より重宝された柄です。」
可愛らしいたぬきも立派な縁起物。大きな試合や仕事を控えている方に使ってほしい1枚です。
このように、手ぬぐいには柄ごとに隠れた意味があったり、面白い歴史やエピソードが隠れていたりすることがあります。
柄ごとの【図柄説明】の欄に柄にまつわる文章が記載されていますので、ぜひご覧ください。
柄のことを知ったうえで手ぬぐいを使うと、愛着が湧いてくるかもしれませんね。